海外カジノ遠征記 ~マニラ1日目・渡航からゲーム開始まで~

フィリピン・マニラのカジノへ

11月9日からマニラに来ています。今日の最高気温はなんと32℃だって。

蒸し暑いねえ。

今回の主戦場はここ、World Resort Manila。ポーカールームは1階のカジノにあるよ。

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レートは25/50、50/100、100/200、200/500があるよ。単位はペソ(1ペソ=約2円)だね。
カジノのエントランスはこんな感じ。

 

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おお~。ゴージャス・・・。

さて、じゃあ初回だし、まずは今回の遠征を出発から振り返ってみようかな。

 

移動・宿泊

今回は関空から出発したよ。エアバスを1カ月前から予約しておいたから、往復で2万5000円ぐらいだったかな。

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関西国際空港

 

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ニノイ・アキノ空港

ニノイアキナ空港に到着。World Resort Manilaにはタクシーで移動するよ。
uberは東南アジアから撤退しちゃったけど、フィリピンでは代わりにgrabという配車サービスアプリが使えるんだ。

www.grab.com

ただし、grabを使うためにはネット環境(Wi-Fiか海外SIM)が必要なんだ。今回は空港に着いたばかりでネットが手に入らなかったから、しょうがなく現地のタクシーを利用したよ。

ぼったくられなかった?

あらかじめ行き先と値段を交渉しておくとだいぶマシみたいだね。今回は空港からWorld Resort Manilaまで245ペソで行ってくれたよ。

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ここが今回泊まった部屋だよ。同行者のフィッシュかもがAirbnbで予約してくれたんだ。日割りすると一泊なんと約1600円。

安ッ!

1カ月とかの長期契約をするとお得なことが多いみたいだね。部屋からカジノのあるWorld Resort Manilaまでは徒歩2分。最高の立地だよ。

World Resort Manilaの近くにはコンビニやマクドもあるよ。あと、少し歩いたところに24時間営業のスーパーマーケットもね。

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ほほう、徒歩圏内で生活周りが全部そろうのはイイね。

食事はスーパーで買ってきたものを調理するか、カジノ内の飲食店で済ますかだね。
どうしても野菜不足になりがちだから、ビタミンやミネラルのサプリメントは必須だよ。

World Resort Manilaの飲食店はどんなのがあるの?

飲食店のフードコートにはいろいろ入ってるみたいだね。また今度食レポしてみようかな。今回食べたのは1階のカジノのすぐそばにあるCafe Maximsのクラムチャウダースープだよ。

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クラムチャウダースープ

あ、おいしそう。

うん、これはすごくおいしかったからおすすめだよ。値段は330ペソ。日本円で700円弱かな。
さて、腹ごしらえも済んだし、いよいよカジノに向かおうか。

 

カジノ到着からポーカーテーブル着席まで

World Resort Manilaに着いたら、まずはカジノのメンバーズカードを作ろう。パスポートが必要だから気をつけてね。
あとはメンバーズカードと現金を持ってpoker registrationに行けば席のリザーブができるよ。

現金ってフィリピンの通貨のペソだけ?

隣に両替のコーナーがあるから、円をそこでペソに替えればOKだよ。ただし、円-ペソの交換レートはカジノや両替所によってまちまちだから気をつけてね。

みんなタバコ吸いながらスロットとかルーレットとかやってるね。カジノは禁煙じゃないんだ。

うん、World Resort Manilaはポーカールーム以外は喫煙可だよ。でも、ルームといっても壁で仕切られてるわけじゃないから、煙が結構入ってきちゃうんだ。タバコの煙が苦手な人はマスクとか持参するといいかもね。

のどが渇いたときはドリンクとか注文できるの?

もちろんできるよ。水やオレンジジュース、コーラなんかは無料だよ。その辺を巡回してる「サービス」っていうウェイターさんに声をかければ持ってきてもらえるんだ。

Water, please!

Yes, certainly sir.
フィリピンの公用語はタガログ語と英語だよ。カジノの従業員はみんな英語がしゃべれるから、なにか頼むときは全部英語でOKだよ。

それと、今回は海外カジノで使えるワンフレーズ英会話もまとめてみたよ。あくまで個人的にこれは役に立ったな~ってフレーズをまとめてるだけだから、独断と偏見に基づいたものだけどね。また随時追加していく予定だよ。

 

今日の戦績

初日は移動でクタクタだったから、50/100のテーブルでまったりプレイしたよ。米ドル換算だと1$/2$の低レートだね。

どうだった?勝ったの?

うん。ツイてたのもあって快勝だったよ。これが初日の戦績。

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おおー、時給1万円はおいしいね。ハンドレビューしてよ。

OK。じゃあビッグポットから話そうかな。下のリンクをクリックするとリプレイ動画が始まるよ。

pokerbankrolltracker.net

1/2, 9max
BB Th9c
MP1, HJ, CO, BU, SB Limp, BB x
Jd8c6cQh4h
x x b8 c f c f c
x b30 f f r90, c
b140 c

幸運ここに極まれりだね。

うん。まあ、これは大体誰がやってもこうなるんじゃないかな。リバーのベットサイズは相手に対するオールイン要求だよ。

もう一つ見てみようか。これは判断が難しかったハンドだよ。

pokerbankrolltracker.net

1/2, 9max
BU QcQd
UTG+1 HJ Limp, BU r12, SB UTG+1 HJ c
8c6c4hJhJd
x x x b30, f c c
x x x
all-in120 f f

うーん、リバーで降りちゃうの?っていうかターンでベット打たないんだ。

プリフロップから順番に見ていくと、まずリンプに対してBUのQQは当然アイソレートするよね。

フロップはかなりウェットなボードで、リンプコールした相手のレンジにはセットやストレート、ツーペアが入っていることはわかってるけど、この相手は典型的なコーリングステーションで、ツーペア+のハンドはドンクベットかチェックレイズをすることがわかってるから、ここはb/f(ベットフォールド)のプレイラインでCBを選択したよ。相手はとんでもなく広いレンジを持ってるから、ワンペアやドローにコールしてもらいたかったんだ。

ふむふむ。ターンはベットしないの?

ターンはJや8のペア、フラッシュドロー、ワンペア+GSSDなんかのハンドに対してベットしてもいいんだけど、UTG2のプレイヤーの残りスタックがちょうどポットサイズぐらいだったんだ。だからターンで例えば僕が1/4ポットをベットして、UTG2がそれに対してレイズオールインしたとき、僕はワンペア(QQ)でコミットしてしまうんだね。

コミット・・・オッズがいいからコールせざるを得ないってこと?

うん。その場合の必要勝率は1/4だから、相手がセットやストレートなんかの強いハンドをnコンボ持っているとすると、n/3コンボのオールインブラフレンジがあれば僕のコールは正当化されるはずなんだね。でも、正直そこまで相手が読めなかったし、自信がなかったんだ。それに、チェックしてリバーでラグ(ハンドの進展に無関係なカード)が落ちれば、リバーで相手がブラフしてくるレンジも増えるはずだと思ったんだね。

ふーん、それでチェックしたと。

リバーのJはすべてのドローを完成させないカードだからほっとしたんだけどね。しかもフロップのツーペアに対して勝てるようになったよ。

でも、相手は大きなベットをしてきたと。

そうなんだよ。しかもUTG2のこのベット、オールインなんだよね。HJはフォールドして、今回僕は長考してフォールドしたんだけど、コールが正解だったかもしれないね。

どんなハンドに負けてると思ったの?

大本命はJやJ8、J6、J4だよね。でも、Jを含むハンドにそこまでコンボ数がないし・・・相手は広いレンジを持ってるだけに難しかったなあ。相手のバリューレンジのコンボ数を数えるとこうなったよ。

  • フラッシュドローからのJトリップス:AJs, KJs, JTs, J9s, J7s, J5s, J4s, J3s, J2s=9コンボ
  • フロップワンペアからのJハイフルハウス:J8o, (J6o), (J4o)=12コンボ
  • フルハウスorクワッズ:((JJ)), ((88)), ((66)), ((44))=3.3コンボ
  • ストレート:((75))= 5.3コンボ
    合計29.6コンボ

J6oやJ4oはいくらルースなコーリングステーションといえども、プリフロップでフォールドすることもあるはずだから、カッコをつけてコンボ数を半分にしてるよ。

あと、JJや88、75なんかはフロップでドンクベットかチェックレイズが飛んでくることが多いはずだから、二重カッコをつけてコンボ数を1/3にしてるよ。

ふむふむ。相手がブラフをするレンジは?

この手のプレイヤーは本当に何でもあると思うよ。引けなかったフラッシュドローはもちろん、8や6のペア、99やTTもリバーでオールインするかもしれない。

え、8のペアってブラフするの?

うん、ショーダウンバリューがあるから本来ならチェックするはずだよね。でも、相手は自分のハンドの強さを正しく測ることができないプレイヤーだから、「ターンでみんなチェック?ってことは8のペアの自分がベストハンドなのでは?」と勘違いしてのリバーオールインも十分あると思うよ。

Oh...そんなんされると困っちゃうね。

僕はこういうのを「無意識のブラフ」って呼んでるよ。
それでね、僕がコールするための必要勝率は約1/3で、相手のバリューレンジは約30コンボだから、15コンボのブラフレンジがあればいいんだよね。

相手は8とか6のペアでブラフしてくるんなら、15コンボ以上あるんじゃない?

ありそうだけど、8のペアで常にオールインをするわけじゃないだろうし、それにUTG2から見てHJと僕の二人が控えてるからね。ヘッズアップならともかく、さらにオールインする確率は下がると思うんだよ。

あー・・・それは確かに判断が難しいね。

ここでビッグポットを争わなくても、もっと楽に取れるポットが先であるだろうし・・・そう思ってフォールドしちゃったよ。判断に自信がなかったんだ。でも、ブラフするレンジは結構たくさんあると見てコールするべきだったかもしれないね。この辺は今後の課題だよ。

さて、初日はこんなところかな。また2日目以降も戦績とハンドレビューをアップしていく予定だよ。またね!

 

収支(1日目) +$280.00

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