海外カジノ遠征記 ~マニラ最終日・総括と分析~

さらばフィリピン

フィリピンは今日が最終日。50/100($1/2)を軽くワンセッションやって、Resorts World Manilaの中をブラブラして過ごしたよ。

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ホテルはクリスマスムードだね。

フィリピンは熱心なカトリックの国なんだって。12月上旬から下旬までの間、ずっとクリスマスを祝うらしいよ。

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フードコートの食事処もちょっと飽きてきたし、食事は1階のカジノ内で軽く済ませることにしたんだ。

これはお粥かな。

うん。今まであまり中華粥って食べる機会がなかったけど、美味しかったなあ。魚介系のダシで、上に乗ってるのはピータンと鶏そぼろ。ホッとする味だったよ。

シューマイも美味しそうだね。

豚肉と魚卵のシューマイだったかな。うん、これもなかなかだったよ。

さて、そうこうしてるうちに帰国の時間。今回は19日間の旅だったよ。

長かったねえ。フィリピンにも慣れてきた頃だったんじゃない?

うん。カジノの常連さんやディーラーさんに顔と名前を覚えてもらえて、少し仲良くなり始めたところだったから、名残惜しかったけどね。

ニノイ・アキノ国際空港から関空まで4時間、朝6時の大阪の気温は9℃。めちゃくちゃ寒かったよ。

フィリピンと20℃くらい寒暖差があるもんね。

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そして帰国して真っ先に食べたのがコレ。出汁、最高!

あ、美味しそう。帰国してそのまま駅で食べる立ち食いそばって最高だよね。

それで?今回の遠征を振り返ってみてどうだった?

うん。Resorts World Manilaはサービスも悪くなかったし、ポーカーも安定してテーブルが立ってるし、また来たいと思ったね。今回は宿をAirbnbで複数人で借りてるから、経費が安くついたのも満足してるよ。

ポーカーの収支のほうは結局どうだったの?

うん、じゃあ次の章から今回の旅の収支と、Resorts World Manilaのプレイヤー分析についてまとめてみようかな。

 

今回の旅の収支

ここんとこツイてなかったけど、最後のセッションは大きく勝ち越せたよ。

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これが今回の旅の収支。レートは50/100($1/2)と100/200($2/4)をプレイしたよ。

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うん、良いんじゃない?

そうだね。後半はバッドビートが多かったけど、ナッツで大きなポットを取れる場面もたくさんあったし、全体的には少しツイてたかもしれないね。

これが50/100($1/2)の収支だよ。

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こっちが100/200($2/4)。

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時給はどちらも12bbくらい。やっぱり少し上振れしてるね。良い成績が出せて満足してるよ。

収支(〜最終日) $2457.00

 

総括とプレイヤー分析

今回の遠征にあたって、僕はコーリングステーションやルースアグレッシブの対策をいろいろと準備してきたんだ。

対策って?

相手のプレイやレンジを想定して、よくあるスポットのGTOを計算したものだよ。

ふーん。秘密兵器を用意してきたわけね。

うん。でもね、結局ほとんど使う機会はなかったんだ。

あらら。どうして?

マニラのポーカーはほとんどがマルチウェイで、ヘッズアップにならないんだよ。GTOは基本的にはヘッズアップにしか使えないからね。

ああ、ハンドレビューでもほとんどがリンプインからのアイソレート→みんなコール!みたいな感じだったもんね。

あまりにもコーリングステーションが多すぎるんだね。だから、この記事で紹介したような簡易的なアジャスト方法で素直にプレイしたよ。

ふむふむ。例えばブラフやフロートは控えめにしたり、シンバリューベットやバリューのオーバーベットを打ったりしたんだね。

そういうことだね。もちろんほかにも工夫したところはたくさんあるんだけど、全体的な方針としてはそんな感じだね。いわゆるnitと呼ばれるプレイスタイルだよ。

さて、今回対戦したプレイヤーを簡単に分類してみようかな。50/100、100/200のどちらもこんな感じのプレイヤーが多かったように思うよ。★の数が遭遇率だね。

 

コーリングステーション ★★★★★

  • VPIP(プリフロップの参加率)が極めて高い。50%程度?
  • ポケットペア、Aハイはもちろん、82sなどのスーテッドハンドなら何でも積極的に参加する。
  • 高頻度でリンプする。AA、KK、QQ、AKなどもリンプに回す。ただし、AAはリンプレイズ(リンプして、ほかのプレイヤーのアイソレートに対して3ベット)してくる。
  • リンプに対してレイズ(アイソレート)が返ってきてもほぼ100%コールしてフロップを見る。
  • トップペアがフォールドできない。例えばAQJ79ボードのとき、ターンとリバーのオーバーベットをA8でコールしてしまう。
  • コミットを考えない。例えば、ポットが1万、自分のスタックも1万のとき、8000のベットにコールしてリバーを見に行く。

ルースアグレッシブ ★★★★☆

  • 上記のコーリングステーションの特徴に加えて、CB率が極めて高い。ほぼ100%。
  • マージナルなハンドを持っているときでも大きくCB、ダブルバレルを打つ。例えば、8768rのようなボードでAKでダブルバレルを打つ。(マルチウェイでも)
  • 単なるトップペアでドンクベットを打ったり、相手のCBに対してレイズする。(マルチウェイでも)
  • OESDやフラッシュドローはダブルバレルを打たれてもフォールドしない。
  • 富裕層に多いプレイスタイルで、マネープレッシャーがない。ドローやワンペアで全てのスタックを賭けることを恐れない。

タイトアグレッシブ ★★☆☆☆

  • プリフロップのレンジはタイトで、CB率・ダブルバレル率が極端に高い。マージナルなハンドでも複数のプレイヤーに対してベットする。
  • プリフロップの3ベットにうまく対応できない。例えば、AQoでIPの大きな3ベットにコールする。
  • ポストフロップでOOPからうまくプレイできない。
  • 現地のプレイヤーよりも海外プロに多い。

あくまでも僕が見た限りでの感想だよ。特にタイトアグレッシブは、実は彼なりにテーブルにアジャストしようとした結果なのかもしれないし、真の実力はわからないけどね。

ふーむ。とにかくすごく広いレンジで参加して、アグレッシブな人が多いんだね。

うん、どこのカジノも大体そんな感じだと思うけどね。でも、とにかくものすごくマルチウェイになりやすいなと感じたよ。よっぽど大きいサイズのベットをしないとアイソレートできなかったね。

なるほど。そりゃ余計にブラフもできないね。

うん。多分今回の遠征で僕が打ったブラフはすべてタイトアグレッシブに対してだけだね。ほかのプレイヤーはボトムペアでトリプルバレルをコールしてる人もいたし、とても彼らにブラフする気になれなかったよ。

うひゃー、そりゃ怖くてブラフCBも打てないね。バリューマシマシになるわけだ。

 

さて、今回の遠征のまとめはこんなところかな。ここまで読んでくれてありがとう。こんな感じで定期的に遠征記をアップしていくつもりだよ。またね!

 

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